2008-12-22

届けナントへ!

ナント美術学校の先生からメールが。

「来年1月5・6日に審査をするから書類を送れる?」

…というものでした。
書類というのは作品のファイルや私の経歴、ビデオ作品を集めたDVDなど。

本当は入学希望外国人は面接必須らしいのですが、私は事前に先生を知っているのでそれは免除らしいです。つまり書類審査のみ。書類命!だけど年末年始は郵便業界が忙しいので、郵便局で「年内に届くか分かりません」とハッキリ言われました。

届かなかったらどうしよう!!!!!

だけど出来ることはしました。
うん。
何とかなるでしょう。きっと!

2008-12-07

良い旅を


↑「Bon voyage」Cai Guo-Qiangの作品:ポンピドゥーセンター内
 (たくさん刺さっているのはハサミです。とても大きな作品で迫力ありました。)

「良い旅を」

…卒業制作って一体何のためにあるのかな
卒業するための制作?
うーん。
卒業することが旅に出ることであるならば、自分を激励する前祝いのプレゼントのようなもの?
うーーーーん。


久しぶりの投稿です。

帰ってきてからずっと卒業制作に取り組んでるわけですが
(ナンシーではその取材をずっとしてたわけだけど)


やはり日々悩みます。


大学を締めくくる、ってことで何かやたら意気込んじゃって辛くなることもしばしば。

でも一番自分がドキドキ出来る制作しなくちゃ面白くないです。

今ドキドキしかかってる…でも結局どうなるか分からん!


くは〜 (><)

そうです、私はこうして遊んでばっかです。

2008-11-27

比較しちゃう

帰国して数日が経ちました。

そうそう毎日こんな感じだったと、徐々に思い出しつつあります。


<帰ってきて妙に気になること>

・ペットボトルしか買わないのにビニール袋を求める人
・お店で挨拶なし
・ドライバーが歩行者優先しない
・お菓子が安い?
・室内での煙草
・テレビ番組の、やたらでかくて多すぎる字幕
・   〃   大げさな笑い声&リアクション

些細ですが、もっとあると思います。今思い出すのはこれくらい。


これらは過去2回フランス行った直後も感じました。
あちらはあちらで、こちらはこちらで良い悪いあると思うけど、物や手間に関して「もったいない」とよく思うのは日本です。私も計滞在日数が3か月ほどしかないから、より長く住むとまた違う見方が出てくるかもしれません。

結局、

「Ca dépend.」(場合による)
  サ デポン

の一言に尽くんだろうなぁ。

2008-11-23

11/19〜24のこと

今朝本屋で発見しました。

…やばいっ!

別に何もやばくないと思うんですけどね

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Parisの3日間はなかなか濃いものでした。

11/19、20

エロディという友達の家に泊まってました。彼女はナント美術学校の5年生(日本でいう修士2年)でありながらパリのボザール3年(日本でいう東京芸大の学部4年生)です。3・5年生はディプロム(卒業資格)をとる大きな試験が待ち受けています。つまり彼女は1年に2度も試験を受けなければならない!フランスの学校を卒業するのが難しいのは皆さんご存じでしょうが本当です。フィリップは去年卒業出来ず、もいっかい5年生やっています。そんな感じです。エロディは日頃遊びつつも色々悩んでいました。その気持ち、とても分かります。

半年ぶりに会った私たちはモーレツに話しまくって、笑いまくって、私は安心して寝られました。やっぱり友達って大きいなぁと。ナントにいったばかりだからナント美大の先生や生徒の話で盛り上がったり、悩みを共有したり。
彼女の部屋はカワイイグッズや化粧品などが散乱しててめちゃ汚いんです。なのに「パリに来るなら家に来てっ!」と堂々言うから面白い。そして何を食べても何を使ってもいいから気を遣わないでとも言います。彼女の場合それに嘘が全くなく、彼女自身本当に自己中なので私も気兼ねせず楽に出来ます。

……というのも、
「明日10:00から学校の授業あるけど牧子も来る?」と誘われ、「ボザールの授業に潜入できるなんて!」と楽しみにしていたのに、彼女は9時になっても10時になっても…ついには11時を過ぎても起きませんでした。結局「私美術館行くわっ」と言い一人でパリ観光。(くぅーなんでなんッッ!???これだからフランスジンは!)と思いました。珍しく私も怒りました。夜家に帰ると彼女が謝罪の一言。だけど最近悩みが多くカウンセラーを訪れているとのこと。朝はもらった薬が強くて起きられなかったらしいのです。知らなかった…すまんエロディと思いました。その代わり明日は一緒に色々行こうと、もう一回計画を立て就寝。


11/21(金)

朝エロディ起きず。
(いやいやまさか2日続けてねぇ〜…昨日は薬飲んでなかったみたいだし)彼女は悩んでもいますが、単に寝坊助です。(寝坊娘といった方がいいかしら)私がしつこく声をかけ、やっと出発。予定より1時間遅れてね。

パリで訪れたのは

- jeu de paume(ジュ・ド・ポム)
- Grand Palais(グラン・パレ)
- centre pompidou(ポンピドゥーセンター)
- Alain BUFFARDのパフォーマンス
- ギャラリー多数

今回エロディやその友達に連れられて見に行ったAlain BUFFARDのパフォーマンスは非常に不思議で印象に残っています。暗い室内、裸で観客の前に登場した彼は、設置されたライトの真後ろで10数枚ほどのパンツをはき続けます。その後小さな光を並べ、体と床・壁でさまざまな音を発します。40分くらいだったと思うけど、私は面白いともつまらないとも思わず、ひたすら「これは一体…」と考え込んでしまったのです。彼はフランスでは非常に名が知れていて人気が高いとエロディが言ってました。こういうパフォーマンスを見たのは初めてだったからまた機会があれば見に行きたいなぁと思います。


↓これはGalerie Eric Mircherで見た作品。大きなもので迫力ありました。


↓これは私の好きな作品の一つ。ポンピドゥーにあるNiki de Saint Phalleの作品。いっぱいの幸せに包まれて色味を感じます。幸せをわけてもらえるみたい。



>>空の旅

飛行機はやはり辛いもの。けどアフリカに2週間フランスを勉強しに行っていた女の子に出会って話ししたり、面白かったです。その子は中国で5年間学生をしていたらしい。世の中色んな人がいます。

これはシャルルドゴール空港で私が頼んだコーヒーとマフィン。

携帯コーヒー  コーヒーマフィン  マフィン携帯

なんかおもしろいと思うのは私だけ?

イン じゃぱん

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はい、帰ってきました!

変わらない家、におい、家具、家族…………素晴らしいです!!!!



皆さん色々お騒がせしました。

明日荷物が届くので写真を載せますね。


私は健康です。

2008-11-18

Philippeと一緒

(全然関係ない写真:ZKMの作品です)


今日はずっっとPhilippeと一緒でした。

学校へ行き、彼は"RADIO"と言ってた授業に参加。といってもアメリカについてそれぞれが語るラジオの収録に立ち会いました。なんかいかにも授業っぽくなくて面白かった。こちらの先生は本当にsympaで驚きます。初めて会う日本人にも非常に面白可笑しく接してくれました。

みんな良い味出してる!!


フィリップが、来年私がここの美大に来るかもしれないことをよく知っているので、入学案内やらを手に入れるために非常に協力的でした。なんでこんなに優しいんやこの人は!…というくらい。彼の彼氏も非常に優しいです。こんな人達に出会えて私がどれだけ精神的に助けられているか…本人達にちゃんと伝わっているかなぁ。そして彼らの友達にも感謝。彼らも同じくsympa!そしてみんな私より10歳以上上の大人達です。末っ子やから、大人達に囲まれてる方が居心地いいのかしら。


当然ですが、同時に私の十分でないフランス語にとても憤り…悔しさを感じる。

フィリップと話していて、私の語学力が上達していないことは明らか。悔しいです。来年はフィリップ達もナントにいないかもしれない。一人で輪を拡げていかなければいけません。そして先生とのコミュニケーションも、やっぱりまずは語学。少しでも有意義に過ごすために言葉は必須です。英語も大事だけどやはりその土地の母国語…。こればっかしは本当に私の努力次第。日々の努力がものを言います。言葉に少しでも自身が持てれば…外国で生きるってなかなか難しそう。


明日はナントの美術館などまわって、夕方パリへ行きます。
ナントと共に、パリのエコール・デ・ボザール在学中の友達が是非!と、誘ってくれたから泊めてもらうのです。ラッキー!ナントでもお世話になったのに、私は幸せです。ラッキー!!

さぁ明日はどんな一日になるんでしょう。

2008-11-17

ナント着

Nantesに着きました。
約半年ぶりです。

西ドイツから西フランスまで移動したわけですが、今日はずっと電車の中でした。
パリを文字通り素通り。やっぱり地下鉄は何となく怖いです。
ナンシーは田舎だったからやはり私自身何か鈍ってる気がしました。

ナントに着きました。そしてphilippeフィリップの家にいます。
3月来たとき同じように泊めてもらった友達。31歳になったらしい男の子です。
彼らの家に、(金沢にも来たことがあるおもろい)先生や、他の知ってる学生も来てご飯食べてました。やっぱり楽しいです。日本出てトップ3に入るくらい心底笑った。人が暖かいです。
街としての魅力は分からないけど、ナンシーではこういう友達に出会えなかった。というのもたったの1か月だから当たり前です。そういう意味では残念。

明日はどんな一日になるのかなぁ

でも本当にここに来られて良かった…

2008-11-16

ドイツにいます

昨日ドイツ着。
ドイツのカールスルーエ(Karlsruhe)にいます。

14(金)Nancyを出発

15(土)ストラスブール(Strasbourg)
    コルマール(Cormal)

    カールスルーエ(Karlsruhe)(ドイツ)

17(月)ナント(Nantes)

19(水)〜22(土)パリ(Paris) →日本!

あと1週間で帰ることになります。
もう一勝負と言ったところかしら。というのも、ドイツは初めてでドイツ語に触れるのも全く初めてです。「こんにちは」と「ありがとう」しか分からん…英語もワタワタです。

きのうはストラスブール近郊のコルマールという小さな街に行ってきました。ウンターリンデン美術館とドミニカン教会がお目当て。美術館は、キリストの痛々しい絵が大量にあり、目玉の祭壇画は非常に神秘的で、その場にいること自体怖かったです。Jean Dubuffetの作品が地下に沢山展示してあってラッキーでした。油彩画が特に面白かったかな。


街自体小規模でとにかく観光客が多い。とくにドイツ人ばかりでした。


ドイツに着きましたが、とにかく外国に来た!…という感じがムンムンします。さっきサンドイッチ買うときも英語で上手く伝わらなくて、最初にボルドー言った時のことを思い出しました。でも話せないから逆に色んな所に挑んでいけます。不思議。
あ、ホテルもめちゃくちゃ綺麗。2泊で80euro。安いと思います。


今日思ったことに、こちらの電車ってすごく分かりやすく出来ているなぁということがあります。駅の構造も、チケットも、掲示板表示の仕方も、東京はややこしいなぁと改めて感じます。私がこんなに何事もなく来てるのが何よりも証拠です。とにかく駅がとてもシンプルに出来ていて分かりやすい。京都駅・東京駅で何回か迷い本気で焦ったことがあるのに、こちらの駅で迷ったりしたことはありません。


今日はZKMというメディアアートセンター(というのかな)に行きました。とにかく大きい!作品もわんさか!一日中かけても見切れないくらい。絵画や彫刻もありました。ここに来れて本当に良かった…

自分が今映像メディアを扱って作品をつくっていること、これまで絵を学んできたこと、表現について「なぜ私は今映像を扱っているのか?」と今一度問いただされた気がします。適切な答えなんてなかなか出ないもので、非常に考えさせられる機会となりました。でも美術やってて良かったなぁ…

そうそう、コルマールでこんな小さなニヤニヤ発見。↓

「林」……拾いました。

せっかくなので観光スポット・市立劇場とともに。

2008-11-13

日常の一コマ

今日は、この前書いた市役所に勤める日本人女性の方に連れられ、市の職員専用食堂に連れて行ってもらいました!私はピザを選びました。


…でかくないですか!?

よく見て下さい。もちろん一人分です。
参考として横に携帯・手・モンキーを置いてみました。余裕で人の顔ほどあります。最初こんなん食べられんよ…と思ったけど、そのT田さんが「それが意外と入るんやって」と言うんです。他にもサラダやらデザートも選び、一息ついてひたすら二人でぺちゃくちゃモグモグ。1時間後気づけば、

完食!

見た目より重さが無く、ぺろりといけました。味は何とも言えない。とにかく見た目に大満足なので美味しかったと思います。本当にごちそうさまでした!ありがとうございました。

こちらは葉っぱが大量に落ちています。日々それを片付ける車や清掃員の人を目にします。


まさに絨毯。池にしき詰まってこちらも綺麗。学校の前の通りです。


明日ナンシーを去ります。
天気良くてラッキー!!

2008-11-11

どうでも良いこと

料理をしたことがない私ですが、パスタが一番安いので日本から持ってきたダシやら何やら使って料理らしきものをしています。

「まずいものなんてなかなか作れないもんよ」

と、ある友人に言われた通り、何とかなっています。
不思議ですね〜


ということで、今日は今日に関係ない写真を載せます。






パリにあるカルティエ財団現代美術館に行ったとき、外に展示してあったものです。フランスの現代彫刻家セザール(Cesar)の作品。(パリにて)








一体誰がこんな所に靴を…
しかも一足……
(メッスにて)







一体どの矢印に従えばいいんだろ
(メッスにて)

2008-11-10

Metz(メッツ)

Metzに行きました。
Nancyから電車で30分。往復14ユーロくらい。

お目当ては"建設中"の現代美術館。
以前金沢21世紀美術館にもいらっしゃった長谷川祐子さんが関わっています。

まさに建築中でした

↓こんなのが出来るらしいです。

美術館を紹介する小さなブースがあって、そこで建設中の映像や資料などを提示していました。来年完成したら絶対行こう…!

他にも街を散策。一昨日ストラスブールの大聖堂を紹介しましたが、今日見たメッツの大聖堂…すごかった…
やっぱり大きいことはいいことです。


少し体調が悪かったんだけどそんなの一瞬にして忘れてしまいました。それくらいの迫力。古いものはやはり見るべきだなぁとつくづく思います。

2008-11-09

強い味方③!

ベルギーに留学している、お互いによく知る先輩と会いました。
彼女はナンシーに1年、留学経験者です。

とにかく約3時間しゃべりっぱなし。
辛いこと、うまくいかないこと、悲しいこと、とにかくひたすら話しました。辛さをよく分かってくれたけど、「だれでもそうだよ」と最後に一言。…そう、みんな色々つらいんですね。私だけじゃありません。

(でも一人暮らし初体験だというと、そりゃ大変だわと言ってました…笑)

知っている人に会ってしゃべって、スッキリできました。ありがとうございました!この場を借りてお礼を言います。

私は色んな人に支えられて助けられて生きています。本当に幸せ者です。皆さんありがとう!


明日はMetzに行きます。学校は火曜日まで休みなのです。
建築中の新しい現代美術館を見に行きます。楽しみだ〜〜〜!

2008-11-08

強い味方②


La Cathédrale(大聖堂)

↑(内部)本当に大きな建物でど肝抜かれました

Strasbourg(ストラスブール)に行きました。
Nancyから電車で1時間半くらい。片道およそ15ユーロでした。

ナウエルとマチルドの2人と街を散策。
ナウエルの実家にも少しお邪魔したり、現代美術館に行ったり、ピザを公園でのんびり食べたり。私は会話とか空気とかを心配していたけれど、何だかんだ面白い出来事があって久々に沢山笑いました。本当に面白かった!

ストラスブールはナンシーに比べ非常に大きくて色んな人種(日本人もたくさん見ました)、建物、行事、おもしろかったです。なんと言っても2人と仲良くなれたのが本当に嬉しくて、元気をもらいました。会話も辞書使わずに進み(最後電車の中で駅員さんに「うんざり」というのに「embêter」という単語を調べたくらい)良い勉強になりました。

ナウエルにストラスブール行きを誘ってもらって本当に良かった…ありがとう。

でも

朝7:06発の電車のため駅で待ち合わせしていたのに彼女が来なくて絶望的になりました。
とにかく私は電車に乗り込んだけど、「今電車乗ったよ」ってメールしたのに…発車して5分後に電話が。
彼女は焦って色々話してましたが(聞き取れませんでしたが)とにかくあとでストラスブールで会おうということに。

もぅフランスジン…


↑真ん中部分をよくご覧下さい

人や〜!

2008-11-07

強い味方


市役所に研修で1年間配属されている日本人女性の方の所に行きました。普段しゃべりまくってる私が、いつものようにしゃべれていないため話し相手を求めにいったのです。

その人は金沢出身で、5歳上のパリ大学生です(でした?)。
なんかよく忘れたけど、とにかく1年間ナンシー市役所で研修しています。先日ちらりとお会いして「いつでもいいから来てや〜」と行ってくれていたので行ったら「本当に来てくれたん!ありがとう〜!!」と言ってくれてすっごく嬉しかった。色々話してたら高校が同じで、中学校も隣でした。すごいね

久々にこんな自然に人と話して本当に嬉しかった…自然と涙が出てしまったけど、彼女は辛さを分かってくれて暖かく私の話を聞いてくれました。ナンシーで彼女に会えて良かった。といっても私はあと1週間しかここにいないんだけれども

こちらの写真は美大の入り口図です。↓

学校自体はとても小さいです。小さいと思ってた金美がものすごく便利で大きな大学に思えます。本当です。

2008-11-05

いわゆる…フランスジン


16:00、撮影に協力してくれるフランス人と正面玄関で待ち合わせ。

…来ませんでした。


彼がいつも居るメディア室に行ったら本人発見。
私を見つけ「ごめん〜!!」という表情&言葉&態度をするんだけどやっぱり私は納得いかない。結局明日朝9:00に実行することに。

フランス人はこんな人ばかりだと、私だって2年前は思ってました。けれど約束の時間きっちり来るフランス人だって沢山居ます。つまりは人によります。けれど今日は気合い入れて、勇気出してお願いしていざ撮影だと意気込んでいたので何だか悔しいというか。


明日は思いっきり指示しまくって言うこと聞いてもらおう……(☆_☆)

2008-11-04

Edith Piafの



L'hymne a L'amour(愛の賛歌)を聞きました。

日本を離れて約3週間。初めてフランスを感じた気がしました。
何だか目頭が熱くなりました。なんでだろう?

実は、この曲は3月ナント市に行ったとき、仲良くなったフランス人の仲間達が「フランスらしいもの」として教えてくれた曲です。もちろん超有名だから知っていたけどナントでは毎日のように聴いていました。今回の派遣はフランスを感じるよりか、制作・制作とやたら体に力が入っているので、曲を聴いたときハッとしました。そう私はフランスに来ているんだった。



ナンシーは黄色いでっかい葉ばかりで、地面いっぱいに黄色い絨毯が拡がっています。
一枚一枚とても大きく、人間の顔くらいあるのが普通です。
天気が悪いのがナンシーなので、なかなか綺麗な青空と共に写真が撮れないのが残念です。

2008-11-03

薬じゃないよ


お菓子だよ


私にとって、フランスといえばこれです。
めちゃくちゃ体に悪そうな味です。けれどなかなか歯ごたえがあって、なぜか食べてしまう。

今頃美大祭か…

2008-11-02

日曜日


突然出会った日本語に思わずカメラを向けました。

学校の近くにナンシー派美術館があります。
エミール・ガレの作品が中心に展示してあります。

リュックしょってたら降ろしてと注意されました。写真もビデオもだめ。
なかなか厳しい所でした。
独特のジャポニズムを堪能しました。

2008-11-01

日本は遠い

自分の周りでは色んなことが起こって確実に物事が動いているんだけど、

自分だけがそれについていけていない気がする。


みんな元気ですか?

みなさん笑ってる?

2008-10-31

たのしい


少しずつ、この生活を楽しむことが出来つつあるような気がします。

今日は制作の材料を調達しに買い物をしてました。
夕ご飯の支度に、marché(市場。近江町市場みたいな臭い+雰囲気)に行ってチーズ屋さんや八百屋的な店、肉屋などで材料購入。
一人だったら絶対そこらへんのスーパーで済ませるものを、秋吉さんはちょっとそこが違って「行ってみようや」と提案します。肉を量り売り買いするのも、チーズを半分くれませんかと頼んだり、絶対一人ではしようと思わないことを初めてしました。秋吉さんのお陰で生活力が付きました。あと度胸もね。

なぜなら私は金沢でトイレットペーパーも、肉も野菜も、牛乳も、卵も、自分のために自分で自分のお金で買ったことが全くと言っていいほどありません。…なんて、いかに自分が無力か主張したってしょうがないんですが、この春私は大学を卒業します。一旦ですが学生ではなくなるわけで、いつまでも家族や周りの人に頼りきってる歳ではないです。だからとてもいいタイミングでこの人生修行期間があって本当に幸せです。辛いことがいっぱいある毎日だけど、郵便局で一生懸命私たちのために色んな柄の切手を猛烈に探してくれたおじさんや、レジでチョコだけ買おうとしてた私に「あなたのも一緒に払ってあげる」と一声かけてくれたおばあちゃんとか、そういう日々の小さな出会いや優しさって本当に嬉しいです。元気もらいます。

あたい 幸せやわ

2008-10-30

ホッ

久々に平凡な一日。
家族にみんなにありがとう…

コインランドリーで仕上がりを待ってる間、”現代アートバブル〜いま、何がおきているのか〜”(吉井仁美氏 光文社新書)を読んでいました。(↓以下抜粋)

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有望なアーティストを育てるためのプログラムは単に生活の安定をもたらすものではなく、きびしい状況を乗り越える自助努力を促し、自己の信じる才能に試練を課すチャンスを拡大するものであるべきです。
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私は市からの派遣生としてフランスに来ている身分。上の記述は心に刻むべきこと…というか当然のことだと思いました。毎日自分なりに行動し、考え、動いてるわけだけどそれが多くの人によって成り立っている。分かってたつもりでもその事実が自分を正してくれます。そして派遣されること自体何もすごいことじゃない。大事なのはこれから。

この本読んで本当によかった。

2008-10-29

MUDAM LUXEMBOURG et Casino

ルクセンブルクの現代美術館に
学校の団体に混じって、行きました。

ナショナル美術館(って訳すのかな)とカジノです。

ルーブル美術館前のピラミッドを設計したI・M・ペイ氏による建築で、とても清潔感のある綺麗な建物でした。



オフィス街にポツンとたたずむ不思議な空間…
作品の量・質ともに私は非常に満足です。詳しい参加アーティストなどは後日書くかもしれない。今日は40人近くのフランス人達に混じって行動するのがけっこうしんどかったので早く寝ます。

2008-10-28

ナンシーで金沢発見


ネットが繋がったのが嬉しくて、今日で3回目の更新。

そういえばおとといこんなもの発見。
織物美術家の龍村さんの息子さんとツーショット!
金沢にあるはずの灯籠です。
Le nuit du Japon.(日本の夜)
という日本を紹介するイベントで市内を皆さんで散策中見つけました。
けっこう立派でした。

姉妹都市の絆はなかなか強いようです。

偶然?必然?

ナンシーで小・中学校時代の友達に偶然再会

そんなことってあるのね。
金沢でもめったに会えないのに遠く離れたフランスで偶然7年ぶりに会いました。非常に元気でした。歌をやってて、強く夢を持っていた。それが一番嬉しかったです。

ナンシーでは懐かしい人にたくさん出会います。なんで日本ではなくフランスなんでしょう…
そういう街なのかしら。不思議ね〜

念願の一人部屋


やっと一人部屋ゲットしました。
その名もLes Abeille.
今までお世話になったユースを移り、より綺麗な若者向けのところに住み始めました。最初からここに住めば良かった…

一人部屋だし
ネット出来るし
少し安いし
学校に近い

良かったです。

2008-10-22

ほーむしっく

ビデオの先生に会いたくて色んな人に居場所を尋ねました。

① 9時に来る
② 10時くらいに来る。
③ 今は2階で授業中だ。
④ 3階のアトリエで会える。
⑤ 玄関で待てば会える。
⑥ 明日パリから来るから、今日は来ない。
⑦ 知らない。

回答がバラバラで、私は今までで一番(この小1時間)フランスが嫌いになりました。
結局事務のおじちゃんを信じ、玄関で2時間待った末やっと先生登場…

よかった………

こんな感じで私なりに何とかやってます。

2008-10-20

K.O.


神様の悪戯来ました。やられました。
自分が悪いんだろうけど、この旅は毎日がヘビーです。自分で求めなければ何も得られません。通訳してくれる人も、お世話妬いてくれる人も皆無。

私は日本で何もかも不自由なく与えられてきたんだなぁとつくづく思い知らされます。
私は本当に幸せです。

Nancy生活


天気良好。朝晩寒い。
秋吉さんとNancyを散策しています。
 ご飯は、金曜はパスタ・土曜はカレーを作りました。お母さんが持たせてくれたカレールゥーに大感謝してます。お母さん本当にありがとう。Nancyに来てまだ3日ですがとても長く感じます。街中は賑わっていますが学校周辺はとても静か。
 今寝泊まりしてるのは、町の中心地からバスで15分くらいのホステル(森の中にある)です。受付のおばさんは全く優しくないです。だから今日は秋吉さんと別のホステルを探しに行きました。早く落ち着いた空間で眠りたいです。
 一昨日なんて、夜10:00くらいに突然女の人が部屋に入ってきて部屋をシェアしました。全く知らない人と同じ部屋で寝るなんて私にとっては信じられないくらいストレスです。23歳の綺麗な奥様でしたが…
 
異国の地で生活するのは本当に一苦労あります。けど日本にいる皆さんも含め、たくさんの人のお陰でなんとかやってます。人間の温かさって大きいです。まだ具体的な制作に至ってはいませんが、こうして24時間ずっとここの空気を吸うことが制作に繋がっていくんだと思います。
ボルドーやナントとは全く違った性格。Nancyは私に一体どんな作品をつくらせるんだろう。それが楽しみで胸が躍ります。
日本の皆さん、元気してますか?私も負けずに頑張ります。

2008-10-17

Je suis arrivee a Nancy.

Nancyです。

こちらは金沢のように曇りで迎えてくれました。
朝と夜は相当寒いです。
たくさん写真とったけど今コード忘れたのでまた明日にでも載せます。

当たり前だけどフランス人はフランス語しか話しません。


私たちは元気です。
洗濯したい

2008-10-13

ぱりつきました



無事パリ着きました。

モスクワ行きの飛行機で、添乗員さんに話しかけたらロシア語でこんにちはを教えてくれました。

私は元気です。

2008-10-12

グッバイ



東京に一泊。
明日12:00のフライトです。

成田→モスクワ→パリ

いってきま〜す!

2008-10-08

市長表敬訪問

ナント市へ行った時と同様、市長さんにお会いしてきました。

ポートフォリオにも目を通してくださって嬉しかったです。


「誰もやらんことやってくれ」

その一言、まさにそうだと思います。印象的。

市民の皆様から頂いたお金で頑張ってきます。皆様この場をお借りしてお礼申し上げます.


古市 牧子

2008-10-06

Art jam 終わり



京都の展示も、専攻の合評も終え、一段落…

やっと渡仏の準備にとりかかれます。ふぅ

Art jamでは他の人の作品と一緒に展示されるから、
いかに自分の色を自分らしく見せられるかが本当に難しかった。

案の定、私は全く下手でした。結局なにを見せたいのかさっぱり。

でもつくり手と直接話が出来たことが大きかった。大体自分より年上の方が多く、現実の話が出来たように思います。

いい機会だった!

フランス行く前にこんな経験があるってまた不思議です。

またやる気が出ました。本当にわたしってらっきー^^ また頑張ります。

ありがとう!

2008-09-10

6月の話:横浜赤レンガ倉庫にて



同じ2008年6月、今度は横浜赤レンガ倉庫でみんなの上映会をしました。

クリスティアーヌ先生が 金沢美大×ナント美術学校の交流事業のことを話しながら私たちの作品を提示しました。

ちなみに2枚目の写真は私…。Elodiの作品に出演しています。

6月の話:金沢21世紀美術館にて





2008年6月のことですが、金沢21世紀美術館でみんなの上映会をしました。

そのときの写真です。

美術館の音響設備は万全でした。いい経験になりました。

2008-09-07

ASK?




ASK? 映像祭2008に行ってきました。

自分の作品をこうして客観的に見る機会は新鮮でした。

見られた方の意見を直接お聞きする機会があればいいなぁと思いました。

また制作に励みます。ありがとうございました。
 
コルテオ 太陽光発電